タイトル | Melty Marchen |
メーカー | ぱんだはうす |
レヴュワー | 編集部 | ||
基本6項目 |
キャラクター | 7億5千万 |
グラフィック | 8億 |
操作性 | 8億 |
音楽・音声 | 7億5千万 |
ゲーム性 | 6億5千万 |
ストーリー性 | 6億5千万 | ||
主観データ |
お気に入りポイント | 7億 | ||
マスクデータ |
綜合評価 | 7億6百万 |
重率総和 | 265億 | ||
達成率 | 100% | |||
パソゲェ指数 | 2.12 |
雑感:
(平均プレイ時間:約3時間30分) ★メルメル復活まずはおめでとー!! まさか歴史に埋もれてしまったこのタイトルが復活するとは夢にも思いませんでした。内容は変わらずおとぎの国のエロ話。しかも今回は朗読のおねいさんがヒロインの声以外全部読んでくれるということで、今までにない興奮がありました。女性キャラだけじゃなく、わるい魔法使いとかの男キャラも読んでくれるため、どこかまぬけな感じがする部分も、またそれはそれでネタになりますね。 ただ残念なのは、ひとつの話につき、8回もメルティからのメッセージを解読しなきゃいけないとこです。それってのはつまり、最初の1回はカウントしないとしても、7回も途中で話が切れるってことになるわけですよ。そのたびに頭を使うゲームをさせられてしまうので、朕朕が勃ったり萎えたりと忙しいのはエロゲーとしてかなりのマイナスだと思います。挿入して、話が切れて、ゲームをクリアしてみたらもう次のCGでは汁出てた、ではお話になりませんよ。ホントに。 もちろんシーンごとの回想や、ひとつの童話を全て通して再生してくれるモードはあるので、とりあえず話をぶっ飛ばしてクリアだけして、そのあとおもむろに朕朕を握るというプレイもアリです。 ちなみにこのゲームでは、メルティが声を失ったため、メルティのメッセージをジェスチャーとして解読しなければならない、という設定だそうです。ネタバレになりますが、途中でメルティの声が戻るんですよ。それなのにどうしてその後もジェスチャーゲームせなあかんの? (カカオ) ★なんだかよくわからない盛り上がり方ですが、とにかくプレイしてみました。本編をプレイする前に初回特典で『一話分のボリューム!』と謳われていたピーターパンを先に読みましたが、実はセリフを全て朗読してもらっても20分もかかりませんでした。セリフを読んでクリックで飛ばすというプレイをすれば、おそらく5分もかからなかったと思います。この時点でかなりイヤな予感がしたんですが、残念ながら予感は当たってしまいました。とにかく一話分があまりに短すぎます。例えば最初のジェスチャー当てゲームをクリアすると、第一話が見られるのですが、クリックを30回もすればもう終わってしまいます。続きを見るには、またジェスチャー当てゲームをしなければなりません。これを延々繰り返すわけですが、さすがに面倒です。ゲーム自体は難度もそれなりで面白いと思うのですが、タイムラグのせいで微妙に動作も遅いし、しかもかなりの数をこなさなくてはならないと思うと、途中で飽きる人も出てくるのでは、との懸念に駆られます。 この点さえクリアできれば、CGも綺麗ですしオカズとして問題ないとは思うのですが、ただストーリー的に、『ヒロインが悪い魔法使い(もしくは男)に捕まってフェラorパイズリ⇒挿入』というパターンが多すぎな気がしました。せっかくの童話なんですから、もう少しパターンを増やしても良かったのではというのは余計なお世話でしょうか。 (松井) ★メルメルと言えばメルメル語。元のゲームの完成度を考えると、興味はどうしてもそこに行ってしまう。そして、結論から言えばメルメル語という素晴らしい文化は、ほぼ完全に消えたと言っていい。昔のような文章を解読していく試み、不条理なまでの難度、いかにも古臭さを感じさせる要素が、ノスタルジアではなく心に響いたのは間違いない。だがこの新版ではそれがただのジェスチャー当てゲームになっている。これでは、『エロの合間に挿入されるミニゲーム』程度の認識しかない。確かに朗読してくれるシステムは面白いしユニークであるが、それだけで旧メルメルのように、買った者の心に残るかといえば、俺は否と答える。 ところが、ゲームとしては明らかに旧作よりも今作の方が面白い。もちろん音声が入っていることもそうだし、CG技術の向上、朗読、スキップのシステムやメルティとのコミュニケーションなど、全ての面で旧作より上である。ただ、メルメル語だけがない。シーンごとのボリュームの少なさで賛否両論出るかもしれないが、そんなことよりもメルメル語を失ったことのほうが、大きな損失であるような気がしてならない。ジェスチャー当てゲームを非難するわけではない。ミニゲームとしては、何度もプレイしても飽きが来ない作りで優秀だと思う。だが、俺の心にぽっかりと空いた隙間は、何によっても埋められない。そんな気がした。 (中群) (10/8,2003) (12/12,2003:第4期パソゲェ批評発足に伴い指数-0.02) Generated by Review-HTML File Generator Ver.4.00 44 Creations, Inc. |