雑感:
(プレイ時間:約8時間)
最近のシーズウェアはホントにわかりません。
いつものシリアス路線は疲れたのか、それとも製作チームが違うのか、とにかく恐ろしいほど軽いノリでゲームは進んでいきます。麻雀パートは基本的に主人公+女の子三人の四人打ち。味方の女の子がツモっても自分がツモっても敵の女の子が脱ぐなど、そのあたりはしっかりした作り。全体的に昔のコンピュータ麻雀に見られたようなイカサマは無かったように思います。
ただ、このゲームは主役でもない脇役の女の子を安易に出しすぎたように思います。これでは、ストーリーの薄さを際立たせるようなものです。まぁ、ストーリーの薄さについては始めのほうでもう諦めがついていたので、それはそれ、麻雀でスカッと楽しもう、と思ったのですが、その野望も淡くも打ち砕かれてしまいます。
その理由は、ボスの女の子が持つ必殺技(イカサマ技)にあります。これは、ファイナルロマンスやスーチーパイなどのようにリーチをかけたら一発で和了れるとか、自分に一色手が積み込まれるなどのおなじみのものもあり、それだけなら可愛いのですが、『相手を少牌にする』『相手はツモ切りしかできない』など、一局が完全に無駄になるようなイカサマ、これはどうでしょうか。これを連続でやられた日など、泣くを通り越して怒りが込み上げます。また、こうした脱衣麻雀で、『服を一枚だけ復活させる』などというサマ(イカサマ)を相手の女の子がやっていいものでしょうか、そういうものは主人公用のはずではないでしょうか。
こういった基本的な部分での不満が積みあがって、結局はあまりお勧めできないゲームと言うことになってしまいます。CGやアニメーションの出来は悪くないだけに、非常に残念、かつ、他の良質な麻雀ゲームを見習って欲しい一本であると言えますね。
(9/3,2000)
(2/20,2003:第3期パソゲェ批評発足に伴い指数-0.01)
(12/12,2003:第4期パソゲェ批評発足に伴い指数+0.01)
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