雑感:
(プレイ時間:約3時間)
過去、このパソゲー批評ではいろいろな脱衣麻雀が批評されてきましたが(DOSゲー時代のものも含めて……)、その中でもこのゲームは、某日記の言葉を借りるわけではないですが、こと麻雀にかけては最低レベルでしょう。
まず、このゲームの形式から説明します。ヒロインとなる女の子は4人+1人。基本は、『脱衣させる女の子』と『それ以外』のメンツで行います。点数は全く関係なく、とにかく『主人公がどんな役でもいいから和了る』というのが、その女の子が1枚脱ぐ条件です。
これはいわゆる、ゲーセンなどのアーケード脱衣麻雀のシステムに近いものがあります。最終的に点数が勝っていれば勝ちではなく、とにかく全部脱がせてしまえば勝ち、というものです。一般的な東南戦(いわゆる半荘)で、3回和了ればクリアです。
では3回和了ったらどうなるかというと、その時点でゲームは終わってしまいます。最初に連続して和了っても終わり、ラスで5200点直撃で逆転できる場面で、1000点を和了っても終わり。何か一抹の空しさを感じます。
しかも、脱衣パターンは一人につき2つしかありません。つまり半荘8回勝ったら、それでゲームは終わってしまうのです。3時間という短いプレイ時間で終わってしまっている原因はそこにあります。一応フリーモードという、脱衣関係なしで普通に打てるモードもありますが、そんなことをするくらいなら、はじめから普通の麻雀ソフトを買った方がよりよいと思います。
操作性に関しても疑問があります。一度フルスクリーン化してしまったら、コンフィグ画面を呼び出さないと元に戻せないこと、ポンチーなどが全て右クリックメニューにあり、間違えて押しやすいのにも関わらず全てチョンボを取られること、リーチのキャンセルができないこと、最速のゲームスピードにしてもあまり早くないことなど、挙げればキリがありません。
夜勤病棟のキャラがフルムービーで脱衣していく姿は壮観ですし、脱衣の過程で女の子を縛ったら、次の局からは『その女の子が打てない状況なので代打ちが出ます』というところなどは細かくて笑いましたが、そんなところに力を使っている場合ではありません。そう主張したいのです。
(1/17,2003)
(2/20,2003:第3期パソゲェ批評発足に伴い指数-0.01)
(12/12,2003:第4期パソゲェ批評発足に伴い指数+0.08)
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